日本百名山でも有名な大峯山は、山上ヶ岳から南の弥山（みせん）[1895m]・八経ヶ岳（はっきょうがたけ）[1915m]を含む山全体をさし、中でも八経ヶ岳（別名仏経ヶ岳、八剣山）は、近畿・中国両地方の最高峰です。付近はトウヒ、シラベ（シラビソ）の原生林につつまれ、7月初旬にはオオヤマレンゲ（天然記念物）が咲きみだれ、大峯山系の自然美を満喫することが出来ます。

視界が良好なときは富士山を遠望することができ、夜になると大阪湾や神戸の夜景、南では熊野灘を行き交う船が見えます。

天河大辨財天社の奥宮が祭祀されている弥山は、水の神として古くから聖地とされてきました。弥山とは仏教の世界観を表した須弥山から名づけられ大峯の中心的山岳です。

4月下旬から11月中旬のシーズンは管理人の常駐する弥山小屋が営業されています。また、小屋横にはチップ制の公衆トイレが完成しました。

登山コース例

• 行者還トンネル西口からの往復コース
• 近畿最高峰満喫おすすめ縦走コース
• 大峯・大台＝百名山はやまわりおすすめコース

行者還（ぎょうじゃがえり）トンネル西口からの往復コース

もっとも多くの方がご利用になる、近畿最高峰への最短コースです。なんといっても、最初の上りで無理をしないこと。

行者還トンネルへはR309天川村川合バス停から15キロ、車で約30分。タクシー（天川タクシー［0747−63−0015］）ご利用の場合、約5千円です。

近畿最高峰満喫おすすめ縦走コース

長時間コースのため、健脚は日の長い夏向き、一般には、ゆったり満喫、弥山小屋泊まりの1泊2日をおすすめします。

行者還トンネルへはR309天川村川合バス停から15キロ、車で約30分。タクシー（天川タクシー［0747−63−0015］）ご利用の場合、約5千円です。

天川村坪内に下るコースは、平成23年の台風の影響で登山道・林道が崩壊しているため通行できません。

大峯・大台＝百名山はやまわりおすすめコース

まず、大台ケ原散策で足慣らし。その後天川村へ移動し、行者還トンネル西口から近畿最高峰八経ヶ岳・弥山の往復。

天川村は、奈良県では奈良市に次いで2番目に多くの宿泊施設（旅館からキャンプ・バンガローまで）やお食事処があります。お値段・タイプもいろいろあり、名水に恵まれた郷は、うまいものいっぱい！ きっとご満足いただけます。また、村営の日帰り湯も3箇所有り、みどころもいっぱい！